Clinical index (QI)臨床指標(QI)とは
臨床指標
臨床指標一覧 | |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 77.8% | 92.0% | 84.1% | 85.5% | 84.0% | ||||
分子/分母 | 63/81 | 81/88 | 58/69 | 59/69 | 84/100 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
当院が提供する医療サービスに対して、患者さんがどのように感じているかを把握し、その結果を反映していくことで、医療サービスの一層の充実を図るために実施しています。引き続き、高い患者満足度を維持・向上できるよう努めていきます。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 3.6% | 3.8% | 3.9% | 3.8% | 3.7% | ||||
分子/分母 | 330/9,180 | 346/9,084 | 356/9,110 | 334/8,801 | 337/8,875 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
どの病院でも、死亡退院患者率を把握できますが、病院単位での医療アウトカムを客観的に把握するシステムは存在しません。医療施設の特徴(職員数、病床数、救命救急センターや集中治療室、緩和ケア病棟の有無、平均在院日数、地域の特性など)、入院患者のプロフィール(年齢、性別、疾患の種類と重症度など)が異なるため、この死亡退院患者率から直接医療の質を比較することは難しい指標です。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 0.3% | 0.3% | 0.2% | 0.2% | 0.2% | ||||
分子/分母 | 382/133,743 | 377/133,277 | 377/133,634 | 338/129,562 | 356/120,375 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 0.1% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | ||||
分子/分母 | 95/13,3743 | 38/133,277 | 18/133,634 | 21/129,562 | 14/120375 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | ||||
分子/分母 | 16/133,743 | 11/133,277 | 4/133,634 | 0/129,562 | 2/120,375 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.0% | ||||
分子/分母 | 81/128,550 | 84/127,752 | 74/130,365 | 81/123,840 | 65/116,108 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 78.5% | 78.8% | 93.5% | 110.4% | 102.0% | ||||
分子/分母 | 11,336/14,441 | 10,389/13,179 | 10080/10,775 | 10,269/9,295 | 10,575/10,364 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
現在の医療システムでは、個別の病院で医療を完結することは不可能な時代となりました。そこで、地域内で完結した医療を提供する必要があり、それぞれの医療機関が適切な役割分担と連携を図っていくことが大切です。地域医療支援病院とは、かかりつけ医を支援し、専門外来や入院、救急医療など地域医療の中核を担う体制を整えた病院のことをいいます。他の病院または診療所から紹介状により紹介された人の割合をいいます。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 98.7% | 94.4% | 102.8% | 122.5% | 111.9% | ||||
分子/分母 | 14,253/14,441 | 12,437/13,179 | 114/3/11,285 | 11,515/9,395 | 11,578/10,343 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
現在の医療システムでは、個別の病院で医療を完結することは不可能な時代となりました。そこで、地域内で完結した医療を提供する必要があり、それぞれの医療機関が適切な役割分担と連携を図っていくことが大切です。地域医療支援病院とは、かかりつけ医を支援し、専門外来や入院、救急医療など地域医療の中核を担う体制を整えた病院のことをいいます。当院から他の病院または診療所に紹介した人の割合をいいます。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 15.6% | 16.2% | 17.2% | 17.7% | 17.4% | ||||
分子/分母 | 20,597/132,428 | 21639/133743 | 22,908/133,277 | 23899/134,907 | 22533/128,965 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
尿路感染は尿道カテーテルを挿入する器具が原因で感染症を起こします。尿路感染は一般的に重症化することなく無症状で経過することが多いのですが、ハイリスク患者では膀胱炎、腎盂炎、敗血症に至ることがあるため、管理を徹底することが重要です。尿留置カテーテル関連尿路感染対策は医療関連感染対策の重要な柱のひとつとなっています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% | ||||
分子/分母 | 23/21,639 | 28/22,908 | 30/23,899 | 31/22,533 | 28/22,796 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
尿路感染は尿道カテーテルを挿入する器具が原因で感染症を起こします。尿路感染は一般的に重症化することなく無症状で経過することが多いのですが、ハイリスク患者では膀胱炎、腎盂炎、敗血症に至ることがあるため、管理を徹底することが重要です。尿留置カテーテル関連尿路感染対策は医療関連感染カテーテル挿入の適応を理学的情報をもとに判断し、慎重に選択した患者さんのみに使用を限定し、適応外となったら直ちにカテーテルを抜去することを遵守しています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 92.6% | 94.2% | 96.0% | 95.7% | 97.6% | ||||
分子/分母 | 5612/6061 | 5612/6061 | 5612/6061 | 5612/6061 | 5917/6,058 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
救急隊からの搬送の要請に対して、どれだけの救急車の受け入れが出来たかを示す指標で、病院の救急診療を評価する指標の一つです。また今後も救急医療体制を整備し、地域医療への貢献を示す指標にもなります。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 61.6% | 61.8% | 66.5% | 62.3% | 61.0% | ||||
分子/分母 | 186/302 | 176/285 | 208/313 | 182/292 | 180/295 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
手術後に、手術部位感染が発生すると、入院期間が延長し、入院医療費が有意に増大します。このため手術執刀開始の 1時間以内に、適切な抗菌薬を静注することで、手術部位感染を予防し、入院期間の延長や医療費の増大を抑えることができると考えられています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 21.5% | 31.6% | 31.6% | 27.0% | 22.1% | ||||
分子/分母 | 65/302 | 90/285 | 99/313 | 79/292 | 50/226 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
手術部位感染を予防する対策の1つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後2~3時間まで、血中および組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで予防できる可能性が高くなります。しかし、不必要に長期間投与することで、抗菌薬による副作用の出現や耐性菌の発生、医療費の増大につながります。一般的には、非心臓手術では術後24時間以内、心臓手術では術後48時間以内までに抗菌薬を中止することが推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 72.5% | 73.7% | 74.4% | 88.3% | 92.1% | ||||
分子/分母 | 219/302 | 210/285 | 233/313 | 258/292 | 271/294 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
滅菌法や消毒などの医療技術が進歩した現代においても、手術中は細菌との接触リスクが高くなることから、感染を防止することは困難な課題です。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 46.0% | 48.8% | 51.3% | 50.5% | 49.3% | ||||
分子/分母 | 2970/6462 | 3,382/6,929 | 3551/6,921 | 3,379/6,683 | 3,431/6,948 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
糖尿病患者の血糖コントロール状態を示す検査としてHbA1cがあります。この値が7.0%未満であれば『可』とされます。糖尿病による合併症を予防するためのコントロールが行えているかを見ますが、厳格なコントロールを求めていることが正しいとは限らないことにも注意が必要です。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | - | - | - | 77.8% | 54.3% | ||||
分子/分母 | - | - | - | 5,203/6,683 | 3,779/6,948 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
糖尿病患者の血糖コントロール状態を示す検査としてHbA1cがあります。この値が7.0%未満であれば『可』とされます。糖尿病による合併症を予防するためのコントロールが行えているかを見ますが、厳格なコントロールを求めていることが正しいとは限らないことにも注意が必要です。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 1.7% | 2.1% | 2.5% | 2.0% | - | ||||
分子/分母 | 149/8,960 | 188/8,913 | 225/9,017 | 182/8,747 | - | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
患者さんの中には、退院後6週間以内に予定外の再入院をすることがあります。その背景としては、初回入院時の治療が不十分であったことなどが考えられます。しかし、この指標は、前回入院と同一疾病で再入院したかどうかは見ていません。そのため、因果関係を判断することは難しく、現状では、病院全体の質を見ることとされています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 82.4% | 92.1% | 96.3% | 96.9% | - | ||||
分子/分母 | 28/32 | 28/34 | 35/38 | 52/54 | - | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
再び心筋梗塞を起こさないための予防として、⾎液を固まりにくくする作⽤を持つアスピリンという薬が有効です。この薬の投与は予後を改善させる標準的な治療の一つとされており、急性心筋梗塞でどのくらい標準的な診療が⾏われているかを表す指標といえます。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | - | - | - | - | 45.0% | ||||
分子/分母 | - | - | - | - | 18/40 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
再び心筋梗塞を起こさないための予防として、⾎液を固まりにくくする作⽤を持つアスピリンという薬が有効です。この薬の投与は予後を改善させる標準的な治療の一つとされており、急性心筋梗塞でどのくらい標準的な診療が⾏われているかを表す指標といえます。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 93.5% | 93.5% | 94.4% | 97.9% | 90.6% | ||||
分子/分母 | 29/31 | 29/31 | 34/36 | 47/48 | 29/32 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
アスピリンは血小板の活性を抑制し、心筋梗塞既往の患者さんの再発抑制や突然死予防の効果があることが知られている薬剤です。急性心筋梗塞で入院された症例に退院時処方としてアスピリンを処方することは、患者の皆様の予後を改善する上で極めて重要であり、その処方率は循環器診療の質の目安の一つとされております。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | - | - | - | 93.5% | 97.4% | ||||
分子/分母 | - | - | - | 29/31 | 38/39 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
抗血小板薬は血小板の働きを抑えることにより血の固まり(血栓)を予防し、血液をさらさらにするお薬です。心筋梗塞既往の患者さんの再発抑制や突然死予防の効果があることが知られている薬剤です。急性心筋梗塞で入院された症例に退院時処方として抗血小板薬を処方することは、患者の皆様の予後を改善する上で極めて重要であり、その処方率は循環器診療の質の目安の一つとされております。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 35.5% | 77.8% | 75.0% | 64.5% | 64.5% | ||||
分子/分母 | 11/31 | 28/36 | 36/48 | 20/31 | 23/39 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
急性心筋梗塞は、心臓の筋肉に栄養分や酸素を供給する「冠動脈」に血栓が生じることで、心臓の筋肉細胞が壊死してしまう病気です。•病状が安定し退院した後に、病気が再発することを予防するために、『心筋梗塞二次予防に関するガイドライン』では、アスピリン、βブロッカー、スタチン、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬・アンジオテンシンⅡ受容体阻害剤(ARB)等のうち、必要なものを投与することが推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 71.0% | 75.0% | 85.4% | 96.7% | 89.7% | ||||
分子/分母 | 22/31 | 27/36 | 41/48 | 30/31 | 35/39 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
急性心筋梗塞は、心臓の筋肉に栄養分や酸素を供給する「冠動脈」に血栓が生じることで、心臓の筋肉細胞が壊死してしまう病気です。•病状が安定し退院した後に、病気が再発することを予防するために、『心筋梗塞二次予防に関するガイドライン』では、アスピリン、βブロッカー、スタチン、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬・アンジオテンシンⅡ受容体阻害剤(ARB)等のうち、必要なものを投与することが推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 87.1% | 86.1% | 89.6% | 90.3% | 97.5% | ||||
分子/分母 | 27/31 | 31/36 | 43/48 | 28/31 | 39/40 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
急性心筋梗塞は、心臓の筋肉に栄養分や酸素を供給する「冠動脈」に血栓が生じることで、心臓の筋肉細胞が壊死してしまう病気です。•病状が安定し退院した後に、病気が再発することを予防するために、『心筋梗塞二次予防に関するガイドライン』では、アスピリン、βブロッカー、スタチン、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬・アンジオテンシンⅡ受容体阻害剤(ARB)等のうち、必要なものを投与することが推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 85.3% | 88.9% | 90.9% | 97.5% | 97.5% | ||||
分子/分母 | 29/34 | 34/38 | 48/54 | 30/33 | 39/40 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
急性心筋梗塞は、心臓の筋肉に栄養分や酸素を供給する「冠動脈」に血栓が生じることで、心臓の筋肉細胞が壊死してしまう病気です。•アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤については、心臓から全身に血液を送り出す機能が低下している患者、心不全を有するリスクの高い急性心筋梗塞患者に対して、発症24時間以内に投与することが推奨されています。•アンギオテンシンⅡ受容体阻害剤については、ACE阻害剤が不適応である急性心筋梗塞患者に対して投与することが推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 57.7% | 54.9% | 46.3% | 54.4% | 59.0% | ||||
分子/分母 | 102/177 | 84/153 | 79/173 | 92/169 | 104/176 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
「脳卒中」は、大きくは脳の血管が詰まる「脳梗塞(脳血栓症・脳塞栓症・一過性脳虚血発作)」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。•脳血管がつまって脳梗塞が再発することを防止するために、『脳卒中治療ガイドライン2009』では、48時間以内に1日あたりアスピリン160~300mgの経口投与が強く推奨されています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 73.6% | 68.9% | 67.4% | 70.2% | 78.4% | ||||
分子/分母 | 81/110 | 62/90 | 60/89 | 71/101 | 80/102 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
脳梗塞は、詰まる血管の太さやその詰まり方によって3つのタイプに分けられます。1.比較的太い動脈に付着したコレステロールの固まりに血栓ができる「アテローム血栓性梗塞」。2.脳の細い血管での動脈硬化によって起こる「ラクナ梗塞」。3.心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさぐ「心原性脳塞栓症」などがあります。このうち、心原性脳梗塞以外の再発予防には、抗血小板薬の投与が推奨されています。十分な血圧コントロールのもとでの、ラクナ梗塞の再発予防にも抗血小板薬の使用が奨められています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 22.5% | 34.1% | 27.9% | 25.9% | 30.4% | ||||
分子/分母 | 41/182 | 57/167 | 34/122 | 28/108 | 39/128 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
『脳卒中治療ガイドライン2015』では、脳梗塞の再発予防に脂質異常症のコントロールが推奨されています。また、高用量のスタチン系薬剤は脳梗塞の再発予防に有効であるとされています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 50.0% | 77.8% | 68.3% | 72.7% | 85.2% | ||||
分子/分母 | 7/14 | 21/27 | 28/41 | 16/22 | 29/34 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
心房細動は、心臓の拍動が乱れ、血液が心臓内に停滞する状態のことです。心房細動は高齢者に多く見られ、心房細動がある人は、ない人に比べて脳梗塞を発症しやすくなります。•また、心房細動が原因で心臓にできる血栓は比較的大きく、それが脳にとぶと、脳の太い血管をふさぎ、脳梗塞(心原性脳塞栓症)が起こり、脳が受けるダメージの範囲は広く、死亡率や寝たきりなどの介護が必要な重度の後遺症が残る可能性が高くなります。•原因となる血栓ができないように、弁膜症を伴わない心房細動のある脳梗塞または一過性脳虚血発作(TIA)患者の再発予防に、血液凝固因子に作用して血栓を防ぐワーファリン等の抗凝固薬を処方することを推奨しています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 27.0% | 47.0% | 61.5% | 43.4% | 55.0% | ||||
分子/分母 | 43/159 | 71/151 | 104/169 | 73/168 | 98/178 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
脳梗塞により生じた運動・感覚障害等による安静臥床が長期化すると、筋萎縮・筋力低下、関節拘縮(関節を動かさないために,次第に関節の動く範囲が狭くなった状態のこと)等の症状があらわれる廃用症候群が起こります。•廃用症候群を予防し、早期に日常生活を行えるようになって社会復帰が図れるようにするために、十分なリスク管理のもとにできるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことを強く勧めています。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 35.5% | 40.0% | 40.0% | 50.0% | 23.5% | ||||
分子/分母 | 11/31 | 4/10 | 6/15 | 8/16 | 4/17 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
気管支喘息の患者さんの入院治療では、全身性ステロイド治療とともに吸入ステロイド治療を開始することが重要になります。吸入ステロイド薬には、①喘息症状を軽減する、②生活の質(QOL)および呼吸機能を改善する、③気道過敏性を軽減する、④気道の炎症を制御する、⑤急性増悪の回数と強度を改善する等の効果があります。 |
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27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 令和元年度 | |||||
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実施率 | 46.4% | 38.5% | 69.0% | 85.0% | 75.0% | ||||
分子/分母 | 13/28 | 5/13 | 20/29 | 17/20 | 15/20 | ||||
指標の説明・定義 | |||||||||
小児気管支喘息については、急性発作時の医療機関での対応について、家庭での対処状況を把握した上で発作強度を評価し、中発作は外来治療、大発作と呼吸不全は入院治療で対応することとされています。•中発作ではβ2刺激薬等気管支拡張作用を持つ薬剤では対応できない場合、大発作と呼吸不全では初期段階から、経口・静注ステロイドの投与が標準的治療として示されています。ステロイドの全身投与は、呼吸困難が改善したら中止し、できる限り短期の使用にとどめることとされています。 |
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