Rehabilitation centerリハビリテーションセンター
リハビリテーション医 | 常勤 1名 非常勤 2名 |
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理学療法士 | 11名 |
作業療法士 | 6名 |
言語聴覚士 | 2名 |
技術補助員 | 3名 |
学会認定資格
専門理学療法士(運動器理学療法)
認定理学療法士(運動器)
認定理学療法士(循環)
認定理学療法士(呼吸)
認定作業療法士
呼吸療法認定士
呼吸ケア指導士
心臓リハビリテーション指導士
整形外科リハビリテーション学会認定グレード(上級指導員:AA)
施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション
特色
当院のリハビリテーションセンターは、総合リハビリテーション施設の認定を受けており、リハビリテーション専門医のもと、専門職である理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が連携をとり、チームアプローチを実施しています。また、主治医・看護師・社会福祉士や地域の医療・介護施設とも連携をとり、包括的なアプローチを実施しています。リハビリテーションの実施にあたっては、リハビリテーション科または整形外科等の受診をしていただきます。そこで具体的な目標・期間・訓練内容が決定されると、受診科からの依頼によりその内容に沿ってリハビリテーションを提供します。
脳血管疾患等リハビリテーション主に脳血管障害(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)後遺症や脳外傷後遺症などの障害をお持ちの方を対象に、麻痺の改善や機能回復、残存機能の活用等を図ることにより、社会復帰を目指し、充実した生活を過ごせるよう援助するものです。また、神経難病に対しては病状の進行に伴う機能低下を遅延させ、生活活動性の向上を図ります。また、身体状況に応じて介護力の負担軽減を目的として行う場合もあります。
- 主な対応疾患
・脳血管障害(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血)後遺症、脳外傷後遺症
・廃用症候群(安静により筋力や体力が低下した方)
・神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなど)
・脊髄損傷
・末梢神経障害
運動器とは、“動く”ことに関わる骨・関節・筋肉・靱帯・神経などの総称です。
運動器が何らかの原因で傷害されたものを運動器疾患といいます。運動器疾患としては、日常生活やスポーツ活動などで突発的に起こる骨折などの外傷をはじめ、運動器への継続的な負担や老化が原因となる変性疾患などがあります。
運動器リハビリテーションとは、運動器疾患を持つ患者様に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法、装具療法などを用いて身体機能を可能な限り改善し、日常生活動作の獲得や、社会生活またはスポーツ活動へ復帰することを目的とします。
- 主な対象疾患
・骨折
・関節疾患(変形性関節症・関節リウマチなど)
・切断・スポーツ外傷 など
慢性的な呼吸器疾患をお持ちの方に対し、個人の身体状況に応じて呼吸機能や身体機能の向上を図り、歩行能力や日常生活動作能力の維持・向上を獲得するための医療です。
慢性的な呼吸器疾患をお持ちですと、病状の悪化や徐々に呼吸機能低下をきたすことで、息切れ等が増加し、これにより日々の活動量が減少していきます。そうなると、呼吸機能だけでなく、全身的な体力・筋力の低下を招き、最終的には寝たきり生活となりやすい状況が作られてしまいます。
これに対し、呼吸リハビリテーションを行うと、薬物や酸素療法など他の治療効果と相乗的な効果が得られ、症状の緩和が期待でき、さらにはより良い生活を送るための体づくりができるようになります。従って、慢性的な呼吸器疾患やその他呼吸器症状を呈する疾患をお持ちの方が、積極的に呼吸リハビリテーションを行うことは将来的に充実した生活を送るための効果的な治療方法と言えます。
- 主な対応疾患
・COPD
・肺結核後遺症
・気管支拡張症
・肺線維症 など
当院では2014年より、入院および外来心臓リハビリテーションを実施しております。主な対象は心不全、狭心症・心筋梗塞、胸部外科手術後、末梢動脈疾患があります。基本的な心臓リハビリの流れは、入院後、早期離床を経て「運動負荷試験」を実施し、どの程度運動しても良いか医師による「運動処方」を作成します。1回の運動時間は60分程度です。運動の種類は有酸素運動(歩行 自転車こぎ)が主体で高齢者や筋力低下者には低強度の筋力訓練を指導しています。リハビリテーションセンターには心臓リハビリテーション指導士が在籍し、多職種チームで患者様の情報交換や提供する医療の質の向上に取り組んでおります。
職種紹介
理学療法士
理学療法は、病気やケガなどで身体に障がいを持つ方々が、社会に復帰し、充実した日々を過ごせるよう機能回復を図ったり、残存能力での活動性向上を図るものです。具体的には関節のこわばりや筋力の低下を改善させたり、座る・立つ・歩くなどの基本的動作の改善のために行います。
作業療法士
作業療法は体や心に障がいを持った人や予測される人に、日頃行っている身の回りの動作や家事、その他生活に関わる身近な動作を「作業活動」として用い、治療・訓練・援助を行います。また、障害をお持ちでも残された機能を活用し、家庭や仕事への復帰を目指した働きかけを行います。
病室では、医学的管理のもと、意識障害の改善、廃用症候群の予防等を行いながら、早期よりリハビリテーションを実施し、日常生活動作が向上するように関わっています。
言語聴覚士
言語聴覚療法は言葉を話したり聞いたりする機能に障害がある方、物忘れや食べ物の飲み込みに障害がある方に対し、日常生活を円滑に送るために評価・訓練を行っています。主な対象は、脳卒中や重症頭部外傷など脳疾患による失語症や構音障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下機能の障害です。