Greetings院長あいさつ

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は地域の皆さまには当院に多大なるご厚情をいただき、心より御礼申し上げます。
 さて、昨年は元旦に能登半島でマグニチュード7.6の大地震が発生し、その被害状況から改めて地震の恐ろしさを痛感させられた年明けになりました。そして、8月8日には日向灘で発生した地震を受けて、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表されました。幸い地震の発生なく経過しましたが、当地域は常に南海トラフ地震の危険にされされていることを再認識させられた出来事でした。もし、この地域で大地震が発生した場合、当院は立地上、津波による浸水のリスクがなく、また高速道路からのアクセスが良いので災害医療を担う拠点となります。そのためその重責を果たすことが出来るよう、本年は日々の診療業務とともにより一層災害訓練や防災研修に取り組んでまいります。
 一方、「救急」に関しては、昨年10月1日に県から救命救急センターの認可をいただきました。救命救急センターとは第二次救急医療機関(救急車を受け入れている病院です)では対応困難な急性心筋梗塞や脳卒中、重度の外傷・熱傷等の重篤な救急疾患を24時間体制で受け入れる第三次救急医療機関のことをいいます。三重県には市立四日市病院、県立総合医療センター、三重大学医学部附属病院、伊勢赤十字病院の4病院が認可されていますが、これまでこの広い松阪・東紀州地域には救命救急センターはありませんでした。今回の認可を機に、第三次救急医療機関としてこの地域の重症疾患の救命にさらに貢献してまいります。
 「救急」、そして当院の強みである「がん診療」に加え、万が一の場合、「災害医療」でも地域の皆様に貢献できるよう本年も職員一同努めてまいります。何卒ご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 


                            令和7年1月
病院長 田端正己

《略歴》
1986年  3月 三重大学医学部卒業
1986年  6月 三重大学第一外科入局
1994年  1月  亀山市立医療センター外科
1996年 10月 三重大学第一外科 助手
1999年 10月 三重大学第一外科 講師
2005年  4月 三重大学肝胆膵・乳腺外科 講師
2008年  7月 三重大学肝胆膵・移植外科 准教授
2014年  4月 松阪中央総合病院 診療部長
2017年  4月 松阪中央総合病院 副院長
2022年  4月 松阪中央総合病院 院長

《学会資格など》
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医・財団評議員
日本消化器外科学会 専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医・評議員
日本胆道学会 指導医・評議員
日本膵臓学会 認定指導医
日本腹部救急医学会 教育医・評議員
日本外科系連合学会 評議員
日本臨床外科学会 評議員
日本農村医学会 評議員
日本膵・胆管合流異常研究会 世話人
日本胆膵病態・生理研究会 世話人
三重大学医学部臨床教授
Best Doctors in Japan 2016-2017,2018-2019,2020-2021,2022-2023,2024-2025

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