三重県厚生連について
Our Business
地域に密着した医療・保健・福祉活動を通じて、信頼される施設づくりをめざしています。
事業内容
医療事業
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地域医療
「医療・保健・福祉活動を通じて、地域づくりに貢献する」を厚生連全体の基本理念として掲げ、地域住民の命と健康を守るため地域医療を展開しています。松阪中央総合病院、鈴鹿中央総合病院は、高度急性期、急性期を担う地域の基幹病院として、高度・救急・がん医療等の専門医療、災害医療の役割を担い、診療機能の充実に努めています。三重北医療センター菰野厚生病院、三重北医療センターいなべ総合病院は、それぞれの医療機能の分化、連携、集約を図り、診療圏の医療連携を密に地域医療に尽力しています。大台厚生病院、南島メディカルセンターは、人口減少、高齢化が著しい地域で、それぞれの地域に根差した医療を担っています。鈴鹿厚生病院は、地域の精神科医療を担う基幹病院として、地域ニーズに応え、多様な精神障害疾患・病態への対応等、診療機能の充実に努めています。
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救急医療
救急搬送件数が増加するなか、地域住民が重症度・緊急度に応じた適切な医療を受けることができる体制として鈴鹿中央総合病院、三重北医療センター菰野厚生病院、三重北医療センターいなべ総合病院は二次救急医療機関として重篤な緊急入院患者を受入れる救急医療体制を担っています。松阪中央総合病院は、令和6年10月より「救命救急センター」の認可を受け、高度で救急医療における緊急手術等、専門的な医療を提供する三次救急医療機関としての役割を担い、また、ドクターカー2台を配備し、地域住民の命を守る体制を構築しています。
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高度先進医療
急性心筋梗塞、不整脈をはじめとする心疾患においては、カテーテルという特殊な細い管状の器具を血管内に挿入して行う血管内治療を行っています。従来の外科的な手術よりも低侵襲で、回復が速く合併症のリスクが低い特徴があります。また、手術支援ロボットを導入しており、身体的な負担が少ない腹腔鏡下手術の特長を生かしつつ、ロボットの機能による支援によって、安全で従来不可能とされていた手術操作が可能となっています。
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がん医療
2人にひとりは罹るといわれている「がん」ですが、重要なのは「ががん患者の数は増加傾向で推移し、要因として高齢化(高齢者はがんに罹患するリスクが高いこと)、生活習慣等があげられています。重要なのは「がんに対する予防」、「がんの早期発見・早期治療」です。松阪中央総合病院、鈴鹿中央総合病院は「地域がん診療連携拠点病院」、三重北医療センターいなべ総合病院は「三重県がん診療連携病院」の認可を受け、高度治療・診断機器を活用した手術・化学療法・放射線治療等の集学的治療、緩和ケアにいたるがん医療を提供しています。
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災害医療
近年地震、豪雨等の大規模災害が発生しており、南海トラフ地震の切迫性も高くなっています。被災者の生命を守り、健康を回復させる災害医療は重要視され、松阪中央総合病院、鈴鹿中央総合病院、いなべ総合病院は災害拠点病院としての役割を担い、災害発生直後に迅速な医療の提供、DMATの支援等、迅速かつ効果的に対応できる体制を整えています。
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育成
医師臨床研修基幹型病院として、厚生連のグループメリットを活かし、協力型施設と協力することで地域の期待に応えられる若手医師の育成を行っています。研修医が実際の診療現場での臨床実習を通じて、実践的なスキルを身に付け、医療従事者の質の向上と患者とのコミュニケーション、院内でのチーム医療などの実践を学ぶ場として重要な役割を果たしています。
保健事業
日頃の健康を支える保健サービスの提供
JA組合員とその家族、地域住民の疾病予防を目的とし、健診活動の充実を図るとともに、JAとの連携を深め、健康相談・健康講話・介護予防講座を開催するなど、総合的な健康づくりに努めています。 県内各地での巡回健診に加え、各病院の健診センターでは人間ドックをはじめとする健康診断、がん検診等を含めた総合的な疾病予防対策に取組むことで早期発見・早期治療を推進しています。
巡回検診
定期的な健診により受診者の健康状態を継続的に把握し、また、受診者個人の健康管理の向上のため重要な役割を果たしています。JA役職員定期健康診断およびJA組合員生活習慣病健診において、安心して受診しやすい環境を整え受診率の向上に取組んでいます。
健康教室
社会での健康意識の高まりがあるなか、JA・医師会・行政等と連携し、健康講話・市民公開講座の開催、健康関連イベントの参画を通じ、地域における疾病予防、健康増進活動に取組んでいます。

福祉事業
医療と連携した介護福祉サービスの提供
地域の高齢化が急速に進むなか、医療・介護を地域全体で支える「地域包括ケアシステム」の構築に取組んでいます。地域のニーズに合わせた訪問看護、訪問リハビリテーションの提供や、要介護者の支援および生活能力の維持・向上を目的としたデイサービスを行うとともに、JAが取り組む高齢者福祉事業に対して講師派遣などの支援・協力を行っています。また、南島メディカルセンターに併設する介護療養型老健施設「水脈の郷」では、医療ケアに重点を置いた施設サービスを提供し、利用者の皆様が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることができるように努めています。
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介護サービス
介護利用者は在宅サービスを中心に着実に増加し、介護を必要とする高齢者の支えとして社会に定着・発展しています。本会では、医療・介護ニーズを必要とする中重度や看取り期にある要介護者を支える要として、居宅介護支援事業、通所リハビリ、老人保健施設を事業展開し、利用者の生活の質の向上を目指し、ニーズに応じた支援を行っています。
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訪問サービス
高齢者や障害をもつ方々の増加に伴い、訪問看護の需要は高まってきています。また、コロナ禍の影響で在宅医療や在宅介護の重要性が再認識され、訪問サービスの需要はさらに高まる予想です。本会は訪問看護、訪問リハビリテーションを展開し地域利用者の利用者サービスの向上に応え、質の高い看護・リハビリテーションを提供しています。
数字で見る三重県厚生連
三重県厚生連の規模を数字でご紹介します。

DATA
2024年3月31日現在
病院施設数6病院 1介護老人保健施設 |
病床数
1,795床
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職員数
3,110人
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外来延べ患者数392,633名
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入院延べ患者数527,921名
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救急車搬送件数16,440件
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手術件数3,138件
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認定看護師数48名
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特定行為看護師数9名
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認定薬剤師数52名
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