病院長あいさつ
「地域医療をリードし続けながら最善な医療を提供する」
鈴鹿サーキットは人口約20万人の鈴鹿市のほぼ中心に位置するモータースポーツの聖地です。F1日本グランプリや8時間耐久など国際的レースが多数開催され、SUZUKAの地名は世界的にも認知されています。その爆音を感じられるほど近くに当院はあります。当院の歴史は昭和13年、30床の中勢病院に始まります。平成5年に現在の所在地に新築移転し鈴鹿中央総合病院と改名し、その後460床で現在に至ります。
教育・人材育成への取り組みが評価され、平成7年に臨床研修指定病院許可認定を受けました。平成9年には三重県災害拠点病院の指定を受け、平成16年地域医療支援病院、平成22年地域がん診療連携拠点病院に認定され、「良質で高度な医療を提供することにより、地域の皆様に信頼され、選ばれる病院でありたい」という当院の理念に基づき成長を続けています。
市民病院機能の役割を担いながら定期的に公開講座を開催し、症例検討会や幅広い疾患に対する研修の場を行政や医師会と連携しながら提供しつつ、早くから健診施設機能評価認定を受けるなど予防医学にも取り組んでいます。救急診療に対しては特に力を入れていて、脳卒中・循環器病対策基本法に基づき、脳卒中センターとして迅速に対応できる体制を整え、また冠動脈高速回転アテレクトミーやリードレスペースメーカー、浅大腿動脈ステントグラフト留置術等の認定施設として高度な医療を提供できるよう対応しています。内視鏡検査は県内屈指の施行数で、癌に対して内科・外科の垣根なく密に連携することで高度な医療が提供できると共に、緩和医療にも力を入れています。
当院での診療スタッフは、関連大学病院と連携しながら、国内トップクラスの施設で研鑽を積んだ多くの医師が活躍しているだけでなく、他の医療施設への技術的指導にも出向いて高度な医療レベルの維持・更新を地域の枠を越えて行っています。業務と教育のパートナーシップ・ナーシング・システムを導入した看護能力の評価は高く、当院診療業務の屋台骨となっています。その他多くの鈴中スタッフがSuzuChu ism.の精神で取り組み、地域医療をリードし続けながら最善な医療が提供できるよう緊褌一番精進しています。
病院長 北村 哲也