共に歩む、看護の心

2025.4月 看護部長 濵口早弓
松阪中央総合病院は、救命救急センターとしての責務、災害拠点病院としての使命、そしてがん診療連携拠点病院としての役割を担う中で、私たち看護部もその中核として機能しています。急性期医療の最前線において、患者さんの命と生活を支える看護の力が、いま、これまで以上に求められています。
看護の本質は、目の前の患者さん一人ひとりに誠実に向き合い、適切な判断と温かい心をもってケアを届けることにあります。私たちは、「看護の力」を最大限に発揮できるよう、現場での学びと成長を支える環境づくりに取り組んでいます。高度化・専門化する医療に対応するために、体系的な教育プログラムやキャリアパスの整備を進め、看護師が継続的に成長できる仕組みづくりを強化しています。
また、災害時や緊急時に即応できる体制を整えるとともに、がん医療における継続的なケアや、患者・ご家族の心に寄り添う看護も大切にしています。どのような状況であっても、患者さんの人生に寄り添い、最善の選択を共に考え、支える――それが私たちの看護のスタンスです。
これからも、患者さんとの「信頼」と「絆」を大切にし、地域の皆さまに安心していただける看護の実現をめざして、歩みを止めることなく前進してまいります。
看護部の理念
個人を尊重し、質の高いあたたかい看護を提供します
看護部の方針
- 患者の安全を最優先し、科学的根拠に基づいた質の高い看護を提供することで、安心と信頼を得る
- 患者一人ひとりの尊厳を重視し、思いやりと共感をもって接することで、あたたかい看護を実践する
- 医療専門職としての倫理観と使命感を持ち、常に自己研鑽に努める
- 継続的な教育と研究活動を推進し、看護師の専門性向上と人材育成を図る
- 多職種連携を強化し、チーム医療の中で看護の専門性を発揮する
- 患者とその家族の参画を促進し、患者中心の医療を実現する
- 地域医療機関との連携を深め、切れ目のない医療・看護の提供に貢献する
- 働きやすい職場環境を整備し、ワークライフバランスの実現を支援する
- 看護の質向上と業務改善に継続的に取り組み、効率的で効果的な看護サービスを提供する
- 病院経営に積極的に参画し、看護の視点から医療の質と経営の両立に貢献する
看護部目標 2025
- 患者に寄り添い、安全で質の高い看護を提供する
- 看護職員のウェルビーイングと働き方改革の推進
- 看護専門職としての成長と教育体制の充実
- 看護の視点から病院経営に積極的に参画する
